今回は薬屋のひとりごとに登場する子翠の相関図を紹介すると共に、その正体は誰なのか、アニメ・漫画・小説ではいつ初登場したのかをお伝えしていきます!
今回の記事はネタバレがかなり含まれますので、NGな方は要注意です。
薬屋のひとりごと、2025年1月からのアニメ2期で初登場し、度々出てくるあのかわいらしいけど謎めいた子翠について深掘りしていきますよ♪
小説や漫画は読んだけれど、関係がややこしくてピンと来ていない…なんて方もいると思いますので、相関図を参考にここで改めて整理して、物語をもっともっと楽しみましょう!
気になる正体は一体誰で、関連する人物たちの経歴もくわしくわかりやすく解説していきます!
【薬屋のひとりごと】子翠の相関図!
やっぱり薬屋のひとりごとは面白いっすね!
てか
子翠(しすい)って何者!?
めちゃ可愛いんですけど😍 pic.twitter.com/405maSJs7H— 🙄中yan(嫁yan😅)👍🐮 (@on_lit2) January 11, 2025
子翠を取り巻く相関図はこちらです。
それぞれの人物を表す一言コメントも入れてみました!
図に書いていますが子翠は本当の名ではなく、楼蘭妃と同一人物で子一族の姫です。
この一族の関係は複雑でややこしい成り立ちなので、この後詳しく解説していきますね。

女帝など、皇族ともこんなに絡んでるとは…
子翠の正体は誰?
上記の相関図で示す通り、子翠の正体は上級妃の阿多妃の代わりに後宮に入った楼蘭妃です。
明るい性格で虫が大好きな子翠と、笑わずしゃべらずで何を考えているかわからない印象の楼蘭妃が同じ人物だと知った時には驚いた人も多かったはずです。
たぶん本人も下女になって立ち回っている時がのびのび自分らしくいられて、楽しかったんじゃないかなって思います。
猫猫が妃たちに性の奥義の授業をしたとき一言も発しなかったのは、声で気づかれてしまうと思ったからなんでしょうね。
楼蘭妃がケバい化粧をしたり衣装をコロコロ変えていた理由は、柘榴宮を抜け出した時に侍女を変わり身に立てているのを気づかれないようにするためです。
下女の格好をして子翠と名乗り、後宮内の情報を集めていました。
侍女たちは顔や背格好がよく似た女性ばかりが揃えられて、入り口で並んでお出迎えするシーンはまるでクローンみたいで面白かったです。
子一族は国を相手に壮大な謀反を起こしますが、楼蘭はむしろ罰されるべきと考え、一族の滅亡を目的に行動していました。
大好きな姉の翠苓は神美にひどく虐待されていたので、悪夢のような人生から解放してあげたいという想いも強かったでしょう。
謀反を起こしたとなれば一族全員処刑は逃れられないので、翠苓や子供たちだけでも守ろうと猫猫を巻き込んで自ら大立ち回りします。
子一族の他の人物の解説
ここからは相関図での上から順に、人物をそれぞれ解説していきます。
相関図に書ききれない部分の補充も兼ねて、特に関係性を掘り下げていきたいと思います♪
すでに小説や漫画を読んでいても、一回読んだだけでは混乱してしまう部分もあるかと思いますので、ぜひここで整理してみてください。

私も翠苓のお母さんは神美の侍女だっけ?あれ?って状態なのよ…
大宝(たいほう)
翠苓の祖母にあたります。
神美よりだいぶ年下でおそらく10代前半くらいの頃。
幼女好きの先帝は大人の女性に興味がなく、そばにいた大宝に手をつけます。
上級妃の自分を差し置いて侍女が…神美はプライドを傷つけられ、大宝をひどく憎みます。
大宝は妊娠して子供(翠苓の母)を産みました。
しかし、女帝は大宝が産んだ子を皇子と認めませんでした。
身分が低かったせいでしょうか?
ひどいことに子供は去勢手術をしていない医官の子と処理されて追放され、子供を奪われた大宝は1人残され、後宮で一生を終えるのです。
何にも悪くないのに子供は奪われ主人にも憎まれ、こんな人生を歩まされて、悲劇でしかないですね。
ただ先帝は追放された自分の娘が心配だったようで、頼りにしていた高官の子昌に身の安全を任せ、年頃になってから妻に迎えてもらいました。
神美(しぇんめい)
楼蘭の母にあたります。
夫の子昌は小さい頃からいいなずけとして育った親戚です。
当時の子一族は奴隷交易などで好き放題して勢力を拡大しており、力を抑えるために本家の娘である神美を、人質も兼ねて後宮入りさせました。
ちなみに当の本人はお嬢様として蝶よ花よと可愛がられて育っていて、まさか自分が人質として扱われているとは認識してなかったようです。
自分の容姿にも自信があったと思うので、寵愛されて皇后の座も狙えると考えていたかもしれませんね。
しかし運が悪いことに先帝は幼女趣味であったため、お通いはほとんどなく、後宮の醜聞におけるピエロとして扱われ、性格が歪んでいきます。
20年という長い年月が経ち、若く美しい盛りを過ぎた頃に子昌の元に下げ渡しされましたが、すでに彼には妻と子(翠苓)がいたのです。
先妻が憎んでいる大宝の子と孫だとわかり、怒りが押さえられず2人を虐待するように。
こうやってみると、政治の道具にされてプライドをズタズタにされた神美も気の毒というかなんというか、ひどい話です。
子昌(ししょう)
楼蘭の父にあたります。
女帝や先帝から重用され政府の高官であった彼は、現帝にとっても無碍にできない人物です。
子一族の直系ではありませんが能力が高かったので、神美のいいなずけとして本家の養子に引き取られました。
親が決めた相手でしたが、神美を一途に愛していました。
しかしその想いが悪い方向に働いてしまい、完全に神美の尻に敷かれています。
楼蘭と同じく、赤と緑の区別がつかない障害を持っていました。
大宝の娘
先帝との間にできた子が翠苓の母にあたります。
小説等において名前が出てくることがなく、名前がない=印象が薄いことから読者の頭に残りづらく、混乱に繋がるのでしょう。
神美よりも年下の大宝が翠苓の祖母であり、翠苓より年下(異母妹)の楼蘭の母が神美と言うのもまた混乱しやすいポイントでしょう。
先帝の子であるということは、実際は現帝の異母姉ということになります。
しかし女帝に認められず、医官との不義の子として処理されて追放されてしまいました。
先帝の頼みにより子昌が保護し、大人になってから彼に嫁いで翠苓を産みます。
その後神美が下げ渡された後は娘である翠苓と同様に、神美から迫害されるようになり、すでに亡くなっています。
この女性も自分の将来を何一つ自分で決められず、運命に流された人生でしたね。
嫁いだあと、妻として優しく接してもらっていたのなら、それだけは救いなのかなと思います。
翠苓(すいれい)
楼蘭の腹違いの姉にあたります。
生まれた時に”子翠”と名づけられたのですが、”子”が入っていることが気に入らない神美に名を奪われて”翠苓”に変わり、さらに虐待を受けながら育ちます。
まだ子供のときに躾と称して毒蛇や毒虫がたくさんいる部屋に閉じ込められたことがあり、蛇恐怖症になりました。
さらに女官としてスパイ活動のようなことをしたり、宦官に扮して後宮に潜りこんだのも神美の命令でした。
翠苓の母が赤子の時に一緒に追放された医官から、薬草や調合を教わったので知識が豊富です。
薬や毒などの知識をもって、壬氏暗殺につながる数々の事件に関わっているとされています。
事件の首謀者であると疑いがかりそうになると、自らが調合した蘇りの薬を飲んで死んだと思わせ、隙をついて逃亡を謀りました。
妹である楼蘭ほど役者にはなりきれず、一度は猫猫を騙して誘拐した人物ながら、優しさを隠しきれない不器用なイメージです。
楼蘭は実の姉のように慕っていて翠苓のことが好きだったから、”子翠”と言う偽名を使ったのだと思います。
【薬屋のひとりごと】子翠の初登場はいつ?
100日目 薬屋のひとりごとの猫猫と小蘭と子翠#100日チャレンジ #薬屋のひとりごと pic.twitter.com/gLiVwoF1FU
— 七緒一綺 (@7O_1KI) July 9, 2024
子翠がストーリーの重要人物である楼蘭妃と同一人物とわかった今、「あれ、子翠っていつから出てきてたっけ?」と思い出せない方もいると思います。
小説・漫画・アニメの初登場回を調査した結果がこちらです!
- 小説:3巻の第2話「猫」
- 漫画(ビックガンガン版):8巻の第42話「猫」
- 漫画(サンデーGX、〜猫猫の後宮謎解き手帳〜)」:8巻の31話「書」
- アニメ:2期の26話
子猫を見つけて保護するところが最初の登場シーンですね。
玉葉妃と現在の帝の娘である鈴麗(りんりー)の外のお散歩の許可が降り、初の散歩に猫猫も付き添った時に子猫を見つけます。
鈴麗姫は手を伸ばして子猫を捕まえようとします。
代わりに猫猫が捕らえようと苦戦していると子翠が現れて、ヒョイっと子猫を抱き上げたのです。
時期で言うと、羅漢が鳳仙を身請けして物語が一区切り付き、後宮で働く女官たちの間で大衆小説が流行る頃です。
キャラバンが来て市場が開かれ、小蘭と一緒に回っていたところ、再び出会ったのをきっかけに、3人の仲が深まっていきます。
猫猫と小蘭と子翠の下女3人トリオ、年頃の若い娘らしく無邪気にキャッキャと笑い合ってて、見ていて微笑ましかったです。
まとめ
今回は『薬屋のひとりごと子翠の相関図!その正体は誰でいつ初登場だった?』についてまとめてお伝えしました。
相関図は子翠周辺に絞ってシンプルに作成しています。
少しでも理解の手助けができたならうれしいです。
正体は誰なのか知った上で、改めて読み直したりアニメを見るとより面白さが増しそうですね♪
初登場がいつなのかも小説・漫画・アニメそれぞれで調査しているので、読み直したり見直してみようと思った時にはぜひ参考にどうぞ。
薬屋のひとりごとは個性的で魅力的なキャラが多いですよね(^^)
今後の展開も楽しみにしていきましょう!
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