今回はVaundyはなぜ人気なのか、そして彼の何がそんなにいいのか、その魅力を解説していきます!
2023年3月に大学を卒業したVaundyですが、学生時代から今まで、多くのヒット曲を出し続けていますよね。
2022年の紅白歌合戦にも出場しており、今や全国民に知れ渡っていると言っても過言ではないでしょう。
そして2024年11月からはVaundy one man live ARENA tour 2024-2025が開催され、その人気は留まることがありません。
この記事を見ている方の中にはきっと、Vaundyの何がそんなにいいのかと疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は特にVaundyのことをあまり知らない人に、なぜ人気なのか、その魅力は何なのかお伝えできたらと思います(^^)
Vaundyはなぜ人気?
正直、ビジュアルが突出しているわけではないVaundyがなぜこんなにも人気なのかと不思議に思っている人も多いのではないでしょうか。
Vaundyの人気の理由は、一言で表すなら「分析力の高さ」と言えるでしょう。
「分析力の高さ」が人気につながっている根拠は以下の通りです。
- 流行っている(流行った)曲を分析・理解することでヒット曲を生み出せる天才
※音楽性や作詞作曲のセンスの高さが素晴らしいが、その前提になっているのが分析力 - 曲作りにおいて、売れるまでの工程の分析がしっかり行われている
- ビジュアルもまた他のアーティストを分析した上で「好き」と思わせるハードルを下げたものにしている
3つ目のビジュアルでの分析力については本人がそれについて触れたことはなく、完全に予想です。
眼鏡にチリチリパーマ、動きもかわいく、あえてオーバーサイズの服でぽっちゃりした見た目の彼は、「かわいい」と言いたくなる雰囲気がありますよね。
異性のアーティストって、「好き」というのが音楽性なのか、男性の好みとしてなのかわかりづらくて気軽に言いづらい時あるよね…
その点キュートでセンスのあるVaundyって親しくない人相手にも「好き」と公言しやすいかも!
高校の時の卒業写真も今とあまり変わらない見た目なので狙ったわけではなく世の中にハマったという可能性も…Vaundyあなどれないなぁ
人気が高い一番の要素である曲についてはこれから詳しくお伝えします♪
Vaundyの人気曲の生み出し方は?
Vaundyの作る音楽は、世間のニーズやトレンドを吸収し、理解・分析しながら作られています。
なぜ分析が大事かというと、これまでに音楽やデザインなどを勉強する中で、需要と供給、ニーズの汲み取り方などを考えるようになったためだそうです。
彼は自分のつくる音楽をデザインと捉えており、過去にはインタビューでこのように述べています。
「デッサンするときって、日本の多くの人は写実的な部分だけ見がちなんです。ここが似てるよね、あれに似てるよねって。」
「でも、似てることが重要なんじゃなくて、その性質がどういうものなのかを理解するっていうのがデッサンにおいては本当に大事なことで。理解してるか理解してないかの問題なんです。」
このように音楽はデザイン的であるべきだという気付きが、Vaundyさんの現在の音楽作りに活かされています。
Vaundyの人気曲は?
Vaundyの曲はどれもジャンルにとらわれないおしゃれなメロディーですが、その中でも人気曲はどれなのか調査しました。
今回はVaundyファンがぜひ聴いてほしいと挙げている曲の中から、YouTubeでの再生回数を参考に特に人気な曲を理由と共に紹介していきます♪
- 怪獣の花唄 …………1.3億回再生
- タイムパラドックス…4100万回再生
- 踊り子………………1億回再生
- 花占い………………4000万回再生
- 東京フラッシュ……8400万回再生
- 不可幸力……………1.1億回再生
- napori………………6300万回再生
- 裸の勇者……………4800万回再生
怪獣の花唄
感情溢れる歌声と心に刺さる歌詞が魅力的な曲です。
マルハニチロのCMソングにも起用されていますよね。
ポップなテンポでありながら、失われた時間や過去への憧れをテーマに、人とのつながりや記憶の価値を感じさせてくれる曲です。
2022年12月31日の「第73回NHK紅白歌合戦」への出場でこの曲を歌ったことで、多くの人が顔を知るきっかけとなったでしょう。
タイムパラドックス
映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』の感動的な主題歌として話題です。
大切な人への温かいメッセージが歌詞につづられており、温かい曲調と共に心に響く、癒される曲です。
Vaundyは「いつか映画ドラえもんの主題歌を絶対にやりたかった」と語っており、「ドラえもん」という大きいテーマと向き合いつつ100年後まで残る曲にしようと思って作ったそうです。
踊り子
長期間チャートインしているロングヒット曲で、芸能人の中にもこの曲が好きだと公言している人が多いですよね。
失恋と再生のテーマを中心に複雑な感情が描かれており、主人公の心情が葛藤・希望・絶望の間で揺れ動く様子が表現されています。
曲調や歌声のノスタルジックな雰囲気が癖になる、Vaundyの聴く人を惹きつけてやまない曲の一つです。
花占い
日曜ドラマ『ボクの殺意が恋をした』の主題歌となった曲です。
この曲のMVではなんとドラマのキャストが出演するという豪華な演出になっています。
非現実的で独特な雰囲気があり、妄想の世界が描かれているので不思議な気持ちになると共に、幸せだけどはかない、そんな気持ちが表現されています。
東京フラッシュ
2019年11月にリリースされ、屈指の人気を誇る楽曲です。
YouTubeでのミュージックビデオは公開から2カ月で100万再生を記録しました。
MVは都会を切り取ったような独特な世界観で、それを手掛けたのがVaundyを含め、当時10代の人たちということが衝撃的です。
ラジオで放送してもらうことを想定して制作された曲で、流行りのサウンドを分析し、取り入れたことから狙ってヒット曲にしたとも言えるでしょう。
不可幸力
SpotifyのCMソングに起用されたことで、 Vaundyの名前を全国へ広げるきっかけになった曲でもあります。
都合のいい女として扱われていると気づきながらも、好きな相手に寄り添い続ける女性の心情を繊細に描いた1曲です。
かなわぬ恋の苦しみや葛藤は誰もが一度は経験したことのあることでしょう。
そんな時こそこの曲を聴いてほしいです。
怪獣の花唄はなぜ人気?
Vaundyの「怪獣の花唄」は2020年の楽曲なのに、人気が急上昇しているように思われるのは2023年です。
なぜこのような現象が起こっているのでしょうか。
その流れとしてはまず、SNS等で「歌ってみた」動画が多く挙げられ、その一度聞いたら忘れられないメロディーラインにハマる人が続出。
さらにMVに出ているのが鈴鹿央士さんであることから話題性を呼び、カラオケなどでも歌われることでどんどん浸透。
極め付けは2022年の紅白歌合戦に出場したことで若い世代だけでなく子供からお年寄りまで知名度が上がったというのが爆発的人気につながったと考えられます。
この曲の1番の人気はやはりキャッチーなメロディーとVaundyの力強い歌声ですよね。
怪獣をモチーフにした歌詞ですが、聴く人によっていろいろな解釈ができる歌詞も、聞けば聞くほど味わい深いですね。
「怪獣の花唄」の人気は今更なのか?
Vaundyに詳しくない人からすると、2020年にリリースした曲が最近になって掘り起こされたように人気になっていると感じるかもしれません。
しかし実は、リリース当初からずっとじわじわと人気を上げている曲なんです。
下の図は横軸がリリースしてからの週、縦軸がストリーミングの累計再生数です。
人気・周知度が急上昇しているタイミングで2022年紅白歌合戦に出場し、その後も衰えない勢いが恐ろしくもありますよね。
「踊り子」でも現在累計再生回数3億回ですので、「怪獣の花唄」の7億回がいかにすごいかわかります。
ついつい何度も繰り返し聴きたくなってしまう中毒性があり、これだけ再生回数が多いのも納得です。
Vaundyの何がそんなにいいの?
ここからは、Vaundyの何がそんなにいいのか、Vaundy本人について紹介していきます!
シンプルに曲が良いというのが一番の魅力かもしれませんが、彼には他にも多くの魅力があるのでそれを知ることでより彼の曲を聴くのが楽しくなるでしょう。
芸能界の中にVaundyのファンが多いというその理由を紐解くヒントにもなるかもしれないですね(^^)
Vaundyの魅力
Vaundyの魅力は、多様なジャンルの曲においておしゃれなメロディーを作り出すことと、楽曲制作だけでなく映像制作や関連イラストまですべて自分自身で作れるクリエイティブさです。
具体的にはVaundyの魅力は①歌声②作詞作曲③プロデュース④MV撮影⑤イラスト作成の5つに分けられるでしょう。
①、②はVaundyのことをよく知らない人でも魅力に感じるところであり、③〜⑤はVaundyを知れば知るほど魅力に感じる部分かと思います。
①歌声
Vaundyの歌声は「心地良い」「エモい」「甘い」と定評があります。
音域が広く、裏声を自在に美しく使いこなすことに加えて表現力の高い歌声も魅力の1つと言えるでしょう。
艶っぽい声と透き通る高音、独特な世界観はVaundyにしか出せない唯一無二の良さがあります。
それでもVaundy本人はインタビューにて「(特にライブで)歌声をしっかりと届ける練習をしないといけないという気持ちです。」と言っており、これだけ人気でも向上心が高いですよね。
②作詞作曲
楽曲制作では彼の分析力を大いに発揮し、トレンドを分析・理解することで、自分の楽曲に取り入れています。
すべての曲の作詞・作曲・編曲を手掛けており、曲作りは5.5畳ほどの部屋で行なっているのだとか。
インタビューにて、想像する楽しさ、楽曲を聴いて考えることを皆に体験してほしいという思いから歌詞は想像の余地を与えるようにしているとおっしゃっていました。
もうほんと、シンプルに曲が良いよね!!
③プロデュース
楽曲提供もVaundyの凄さの1つです。
有名なところではmilet×Aimer×幾多りらが歌っている「おもかげ」はYouTubeでの公開後1週間で再生回数が800万回を超え話題を呼びました。
他にも菅田将暉が歌っている「惑う糸」、Adoが歌っている「逆光」「いばら」もVaundyが作詞・作曲・編曲をしています。
また、yamaが歌っている「くびったけ」は映画「線は、僕を描く」の主題歌になっていますね。
④MV監督
美大出身でもあるVaundyは作詞・作曲・編曲のみならず映像やデザイン面も自分自身で携わり、オリジナルな音楽の世界観をつくり出しています。
Vaundyは『mabataki』という曲でミュージックビデオの監督をしており、いつか映画監督になりたいとも言っていました。
ただ、最近は自分でやるより人に託したり、そのために自分が教えたりするのも面白いと思っているようです。
インタビューにて「新しいアーティストを育てるための場所を作ったりすることもやってみたいですね。」と語っており、とても24歳の発言とは思えない頼もしさですよね。
⑤イラスト作成
Vaundyのイラストは美大卒業というのも納得の、どれも個性があり素晴らしいものです。
実はイラストに興味を持つようになったのがお母さんの影響ではないか、と思わせる曲があります。
『僕は今日も』という曲の最初の歌詞に『母さんが言ってたんだ「お前は才能があるから 芸術家にでもなりな」とまた根拠のない夢を語る』という部分があります。
これが実話であれば、このお母さんの何気ない言葉が今のVaundyにつながっているのかもしれませんね。
Vaundyはどんな人?
ここからはVaundyがどんな人なのか深掘りしていきましょう!
Vaundyのもの作りの原点は実家の環境にあるようです。
家に廃材置き場のようなものがあり、そこからゴミを持ってきて、一個おもちゃ作るというようなことを子供の時からやっていたそうです。
ないものは自分で作るということを当たり前にやっていた彼だからこそ音楽にもそれが活きているのでしょう。
そして中2のときからYouTubeでVaundyとして歌い手をしていたようです。
高校でもYouTubeを続けていたようですが、高2の夏に「音楽塾ヴォイス」に入ったことをきっかけに、より本格的に曲作りをするようになりました。
そこではいい出会いがたくさんあったとのことですが、大学受験に向けてデッサンの勉強をするために高3の春にやめています。
Vaundyの内面は?
Vaundyは自身のことをこんな風にも言っています。
「『次はこんなことするんだ!』とか『ここで失敗するんかい! 面白いな!』とか。成功しても失敗しても、すべて面白くできるのが僕みたいな存在だと思う。」
いつでも等身大の姿に癒しを求めている人も多いのではないでしょうか。
ラジオとかのリスナー相談に対しての回答も独特で、でもすごくVaundyぽくて好き
彼は「どっちかっていうと、俺も365日、ネガティブなのよ」と言いつつそれを悲観せず、物作りをすることでネガティブを具現化し、昇華しているのだそうです。
ネガティブが溜まった時には絵を描いたり何かを作ったりする(ただしネットには上げない!)と良いという彼の言葉はぜひ参考にしたいですね。
まとめ
今回は『Vaundyはなぜ人気?何がそんなにいいのか魅力を解説!』についてお伝えしました。
これほど多才な人物だと知らなかったという人もいるのではないでしょうか。
知れば知るほど彼の何がそんなにいいのか、どれだけすごいのかが見えてきたかと思います。
魅力の感じ方は人それぞれですが、Vaundyはその引き出しがとにかく多く、なぜ人気なのかもうなずけるのではないでしょうか。
日本を代表するアーティストになるであろう彼の今後の活動も楽しみですね♪
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