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推しの子最終回のその後は?結末がひどいのはなぜ?

推しの子最終回のその後は?結末がひどいのはなぜ? 推しの子

漫画『推しの子』が、2024年11月14日に最終回を迎えました。

最終回カウントダウンが始まってからの4話では、これまで読んできた読者さんたちの多くが受け入れ難いショックな展開でした。

結末がひどい、なぜアクアは死なないといけない?、伏線が回収されていない、キャラが誰も報われない、打ち切りエンドか?などと炎上していました。

自分もファンとして読んでいて、色々思うところがあったので、否定的な意見を拾いつつ、作者の真意を考えてみました。

そして、登場人物たちがその後どうなるかについても書きました。

それでは『推しの子最終回のその後は?結末がひどいのはなぜ?』でお届けしていきますので、最後までじっくりご覧ください。

 

推しの子最終回のその後は?

推しの子最終回のその後は?結末がひどいのはなぜ?

最終回カウントダウンが4話しかなくて、最後はあかねが過去を振り返って解説するダイジェスト映像みたいで駆け足だったのが残念でした。

登場人物1人1人の心情をもう少し話数かけてじっくり描いたらよかったのになと思いました。

そこで、最終4話のメインキャラたちの心情と、その後どうなるかについてあれこれ想像してみました。

 

推しの子最終回のその後|ルビー

星野瑠美衣ことルビーは、前世天童寺さりなのときと今世で、4度も悲劇に見舞われたヒロインでした。

①さりなは不治の病で苦しみながらわずか12歳で亡くなり、憧れのアイドル星野アイの子供に生まれ変わったけど②4歳の時アイは刺殺される。

今世では大好きだった雨宮吾郎ことゴロー先生に見つけてもらうためにアイドル活動頑張っていたけど、③17歳で先生の白骨化した遺体を発見。

闇堕ちしてしばらくして、兄の星野愛久愛海(あくあまりん)ことアクアがゴロー先生の生まれ変わりだと知りますが、喜びは長く続かず④大好きなアクアは実父と共に水死する。

側から見れば4回目の悲劇でうちのめされて絶望的で、後追い自殺しかねない状況です。

最終回では引きこもり泣いて泣いて泣き続けていました。

でも立ち上がり、アイドル活動を再開しました。

こんなに悲しいことがあったのに、それを隠してファンやカメラの前で楽しそうに笑うんですよ。

誰にでもできることではありません。

思えば闇堕ちしていたときも、アイドル活動を休まず続けてきました。

ルビーがこの強さを持っていたから、究極のアイドルとしてのぼりつめ、星野アイを超えることができたのかも。

年齢的に考えても、あと5年くらいはアイドル活動を続けていくのではないでしょうか?

暗闇に生きる誰かに夢や希望を与える存在でありつづけるために。

夜空に輝く星のように。

 

推しの子最終回のその後|かな

有馬かなは、ずっと片思いしていたアクアが、ちゃんと告白する前に死んでしまって、お葬式で遺体にビンタして罵倒して、ミヤコさんにビンタされました。

読者さんからの反感もすごくて炎上していましたが、かなはたくましかった。

最終回で、配信をストップして家で1人で泣いてるMEMちょを突撃訪問して叱咤したり、ルビーをパパラッチから守っていました。

アクアが母アイの情報をリークして自分を守ってくれたように、かなは大切な友ルビーを守っていました。

「あんたがいなくなったんならあたしが守るわよ!」と言わんばかりに見えました。

最終回では渾身の演技をする姿も描かれていました。

B小町を卒業した後、女優業に打ち込み、高みを目指していくでしょう。

あかねや姫川たちとお互い刺激し合いながら、切磋琢磨して演技は女優として名を馳せていくだろうなと思います。

 

推しの子最終回のその後|あかね

アクアの死後、あかねは冷静に状況を語るナレーター役でした。

アクアが沈んだ海の波打ち際で、うちひしがれる様子は描かれましたが、かなやルビーみたいにたくさん涙を流したり、大声で叫んだり、感情を表に出してないです。

あかねは前から悲しみや苦しみを内に溜め込むタイプだったので少し心配です。

恋リアの時、1人で思い詰めて歩道橋から飛び降りようとしてたのを思い出してしまいました。

ギリギリで止めてくれたアクアはもういないですからね。

でもあかねは今は劇団ララライの主力俳優で、女優賞も取っていて、ドッキリ番組にも出演するほど有名になりました。

憧れでありライバルである有馬かなも女優業に本格復帰してきたので、「かなちゃんには負けられない!」と演技にのめり込むのではないでしょうか。

 

推しの子最終回のその後|MEMちょ

MEMちょは、アクアの突然の死にショックを受けて葬儀のあとも家で泣いていました。

だけど、MEMちょにはかなやルビーという支え合える友がいて、YouTubeのファンもたくさんいます。

B小町の活動も再開して東京ドームにも立ちましたし、アイドル活動は年齢的に限界がくるまで続けそうです。

ユーチューバーはアイドル卒業した後も長く続けていきそう。

新しく加入してきたメンバーの教育や、苺プロのタレントのSNSマーケティングのアドバイスやフォローなんかもするかもしれません。

B小町の認知度が低かった頃、B小町のYouTubeフォロワーが増えたのはMEMちょのプロモーション戦略のおかけですからね。

 

推しの子最終回のその後|ミヤコさん&壱護

斉藤ミヤコ&斉藤壱護夫妻は、アクアを本当の息子のように思っていたので、アクアを失った悲しみは途方もないでしょう。

大切な我が子を守れなかった悔しさは計り知れません。

でも一番辛いはずの妹ルビーが立ち上がった。

アイドル活動を再開するって言ってる。

それなら自分たちも立ち上がらなければ、ルビーのB小町の活動を全力でバックアップしなければ、と仕事に奮闘している姿が描かれていました。

今後も2人で苺プロを経営し、B小町はじめ所属ネットタレントのマネジメントを続けていくでしょう。

B小町の躍進もあり、事務所も当初よりだいぶ規模が大きくなっているはずです。

もしかしたら今後、B小町とは別の新しいアイドルグループを立ち上げるかもしれませんね。

ルビーに憧れて、アイドルになりたい子達が殺到するかも…。

 

推しの子最終回のその後|姫川大輝

もう1人、ルビーと並ぶくらい、人生に悲劇が連続している人、姫川大輝。

5歳で両親が心中して施設育ち。

大人になって突然目の前に現れた自分と血のつながった弟アクアは、自分たちの実父を見つけ出しました。

そして実父と共に死んでしまいました。

最終回で、花束を持って姫川家のお墓に訪れていましたが、何を思っていたのでしょうか?

戸籍上の父:上原清十郎、母:姫川愛梨、実父:神木輝(カミキヒカル)。

親たちは不完全で依存症で、自分の傷を癒すために人を傷つけた人たち。

姫川大輝は、アクアとフリルとMEMちょと海に行った時、「親たちがしたことを清算しなければ」と言っていました。

清算するために弟は命を落としてしまった。

この家の不幸のループは自分で終わり。

親たちが歩んだ同じ道は決して歩まない。

そうして、劇団やテレビで俳優として活躍し続けると思います。

たぶん、かわいい女の子がいる業界人御用達のお店には相変わらず通うと思いますけど。

 

推しの子最終回結末がひどいのはなぜ?

推しの子最終回のその後は?結末がひどいのはなぜ?

「推しの子の最終回がひどい」「何これ」「これで終わり?」「雑」といった残念なコメントが、SNSやヤンジャンのコメント欄に溢れていました。

ストーリーのたたみ方やキャラクターの扱いまで、様々な意見がありましたが、中でも多かったものを拾って、自分なりに考察してみました。

 

ルビーの立ち直りが早すぎる?

まずは、「ルビーがアクアの死から立ち上がるのが早すぎる」というもの。

前回、ゴロー先生の死体を見つけた後に闇堕ちしてから、アクアがゴロー先生の生まれ変わりだと知って白い星の光を取り戻すまで、相当な時間がかかっています。

闇堕ちしたのが79話、戻ったのが123話です。

今回はアクアのお葬式が165話、その次の166話でルビーの目は白い星の光が戻っていて、「立ち直るの早すぎるでしょ!」ってどうしても思ってしまいます。

ただあかねの回想みたいに説明されていて、コマが少ないけど、物語の中の時間は数ヶ月〜とか経っているのかもしれません。

ただそれでも、2話で立ち直りはあんまり急ぎすぎたなぁと思いました。

ちなみに目標の東京ドームに立ったのは、アクアが亡くなってから少なくとも半年〜1年は経ってそうです。

新メンバー募集して選抜して、4人編成でフォーメーションとか練習して、ステージに上がれるようになるまでなので。

 

ルビーが嘘吐きアイドルになってしまった

ルビーは当初、アイのようなアイドルに憧れていました。

でも実際にアイドル活動を通してや、映画でアイの役を演じたことで、自分の目指すアイドル像が変わっていました。

「嘘は嫌だ」「私はママみたいにはならない」「私は私のままスターになる」と言っていました。

しかし、最終回では「どんなに辛いことがあっても嘘に嘘を重ねて」と言っていました。

「結局アイのような嘘吐きアイドルになっちゃった、ルビーは立ち直ったんじゃなく、壊れてしまったんじゃない?」

とコメントされていました。

確かに、ルビーが目指すアイドルはアイとは違うんだろうと思っていたので、あれ?アイと同じ…ってなりますね。

結局、究極のアイドルになるには嘘吐きが究極にうまくできることが必要だったんでしょうか。

ルビーが注目されてB小町が東京ドームに立てたのは、ルビーの身に起きた悲劇をドラマとして受け取りみんなが夢中になったのが大きいです。

ステージで楽しそうに笑っているルビーは、ありのままのルビーではないですから。

究極になるには、【推しの子】【アイドル】という役を完璧に演じることが必要だったのかもしれません。

 

キャラが報われない

主人公アクアが死んでしまったら、周りのキャラたちは誰も幸せにならないと、最後の最後までアクアの奇跡の生存や、再度の転生を願っていましたが叶いませんでした。

中でも有馬かなは2つの点で報われない結末でした。

1つ目はアクアへの恋心。

作品中でもアクアの本命として扱われているように見えたし、アクアとかなが最終的に結ばれると考えていた人も少なくなかったと思います。

私もそう思っていました。

「私のラストライブを見にきて」と言っておいたのに、アクアはその頃海に沈んでいってた。

ラストライブの後に、ちゃんと告白するつもりだったのかもしれません。

そしてもう1つはアイドルとして。

かなは物語の序盤からアイドルを始めて、つい最近までB小町で人気獲得してたのに、記念すべきドーム公演は客席で応援とは。

最終回にポッと出てきた新人メンバーがステージでライトを浴びて存在感出してきていました。

かなは東京ドーム公演で最後でもよかったのにと思いました。

だけど、アクアがいないなら「あんたの推しの子」にはもうなれないから、どっちみち続けるのは無理だったのかもしれませんが。

 

アクアは死ななければいけなかったのか

アクアは生きていてもよかったのじゃないか?という意見がたくさんありました。

カミキからナイフで刺されて、正当防衛で海に突き落としたことにすれば、生き残れる。

現実だと、自分で刺したか相手に刺されたか警察にはわかるんだろうけど、推しの子の中では、海に落ちたアクアの傷はカミキが刺したと警察にも判断されたみたいだし。

または、ツクヨミが登場したりして神様設定が入ってたんだから、最後は神の力でアクアが生存するという形でも全然良かったじゃないか。

私もどうにかして生き残ってほしかったんですが、『推しの子』が商業漫画である限り、アクアは死ななければならないんだと書いてる方がいました。

誰かを死なせた人間は、最後は自身も死ぬという展開にしないと倫理的にアウトになるそうです。

そういう事情もあるのか…。

でも赤坂アカ先生は結末は当初に決めていた、とおっしゃっていました。

ルビーは世界で一番信頼できる大切な兄アクア(ゴロー先生)の死に直面してものすごく辛くて悲しい。

「悲しみを抱えつつもステージでは楽しそうに笑い、人々に希望を与え笑顔にすることができる究極のアイドルにルビーはなったよ」

というのを描きたかったのかもしれません。

 

打ち切りエンドみたい

物語の序盤から伏線が色々貼られていたけど、回収されずに終わったから、まるで打ち切り漫画の最後みたいだというコメントがたくさんありました。

広げた風呂敷をきれいに畳むことができなかった

伏線全部投げ出して、アクアが死んで辛いけどみんな立ち直って前を向いて歩き始めたよ、で終わらせちゃった

推しの子は伏線が秀逸な作品だけど、 最初から最後まで練り上げてから一筋で書かれているわけではないと思う。 伏線にどういう意味を持たせるか、それを読者に先に考えさせ、その裏をかく手法

 

伏線が回収されてない・謎が謎のまま

「転生の謎について触れられず、カミキについても深掘りがなかった」

「他の伏線も全部放置して、2週連続であかねのナレーションで終わるの?」

伏線回収については、たくさん意見書かれていました。

個人的にこれは回収すべきだったんじゃ?って思った伏線や謎を書き出してみました。

 

【】の意味は?どこいった?

赤坂アカ先生が、インタビューで推しの子に【】しているのは意味があるとおっしゃっていました。

「これまでに【】がついているところがありましたが重要なポイントですか?」と聞かれて、

「あまり話しすぎると勘のいい読者さんにネタバレするので勘弁してください」ってことでした。

最後に明かされるのかなと思っていたんですが…なかった、ですよね??

自分なりに考えたのは、【】はその人の役割、その人の使命とかそういう意味なのかなと。

1巻のインタビューの時に【アイドル】【マネージャー】【映画監督】【女優】【役者】などに使われていたので。

人は皆、この世で何かの役割、生きる使命みたいなのを持って生きているからです。

そういえば、「1巻のインタビューについても今後の展開で全て触れる予定」とおっしゃっていましたが、全部は出てきませんでした。

 

映画『15年の嘘』を作った意味は?

アクアが直接カミキヒカルを手にかけるのなら、映画作った意味がない、という意見も結構ありました。

私は、意味は大いにあったと思ってます。

映画を作ろうと計画して脚本書いて、資金集めて撮影して、関係者試写会でカミキに見せるまでは、彼を社会的に抹殺するために作っていたんですよ。

カミキヒカルが映画に出資したあたりから、これは復讐にはならないかも?という感じはしてました。

試写会で見せてもまるで動じてなかったので、アクアはアイの本心を語ったDVDも見せました。

それでも彼は痛くも痒くもなさそうでした。

だから、最後の手段として直接手にかけた。

結果的に、アクアが逆上したカミキに刺されて命を落とした、と世間に強く思い込ませるための大掛かりな仕掛けにできたから、作った意味は大いにあったと思います。

 

アイが残したルビー宛のDVDの内容は?

アイがアクアとルビーに宛てたDVD。

アクア宛のDVDの内容は描かれたけど、ルビー宛のDVDの内容は描かれていません。

最終16巻には、とある真相が明らかになる書き下ろしエピソードが収録されているとあるので、そこに出てくるんでしょうか?

 

ツクヨミは?転生する意味あった?

ツクヨミは163話で死にゆくアクアを最後まで見守りましたが、最終回には出てきませんでした。

ビルの屋上にカラスが一羽、東京ドームを見下ろしていましたが、ツクヨミ…ではないですよね。

アクアのお葬式にも参列してなかったです。

ツクヨミはこれからどうするのか?

おそらくルビーを見守り続けていくでしょう。

ツクヨミがカラスから人間に生まれ変わったのは、自分を助けてくれたゴロー先生/アクアとさりな/ルビーを見守る使命を与えられたから。

宮崎でそうだったように、ルビーをどこかに導きたいときに姿を現して、ちょっとだけヒントくれるのかも。

 

まとめ

推しの子最終回のその後は?結末がひどいのはなぜ?

『推しの子最終回のその後は?結末がひどいのはなぜ?』でお届けしました。

完結カウントダウンが始まってから4話しかなくて、最後はダイジェスト映像のように大急ぎで終わらせた感じが否めませんでした。

そのため最終回の結末がひどい、なぜアクアを死なせたの?とたくさんの推しの子ファンが戸惑い、否定的なコメントも溢れていました。

結末を否定したくなるほど、炎上するほど、多くのファンに感情移入させてた『推しの子』ってすごいですね。

名残惜しいので、残されて生きることを選んだ登場人物たちのその後を少し想像してみました。

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