推しの子ネタバレ164話！アクアは死亡していない？

ヤングジャンプで、10月31日（木）に掲載予定の、推しの子ネタバレ164話をお届けします。

前話163話では、アクアは死亡したのかどうなのか…曖昧な感じで終わりましたね。

死亡したのかしていないのかどちらにも取れるような描写でした。

最終回を目前に、推しの子を見守ってきた読者さんたちは、「これでアクアが生き返ったら駄作になる」「いやアクア死なないで欲しい」と意見が分かれています。

残り3話でどう締めくくるのか、最後の最後まで目が離せないですね。

今回は、前話・前前話の内容から、アクアが死ぬのか死なないのかに焦点を当てて考察していきたいと思います。

それでは『推しの子ネタバレ164話！アクアは死亡していない？』でお届けします。

最終回が目の前に迫ってきました。

赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生が作ったこの壮大な物語のエンディングを100％楽しむために、これまでに描かれたさまざまなエピソードを復習しておきたいですね。

推しの子は最後どうなるか決めてから書き始めたそうなので、あらためて1巻から読み返してみるとあんなところやこんなところに張られた伏線に気づいてハッとします。

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推しの子ネタバレ164話の考察

前話163話の最後、次回の予告で「そしてアクアはー」って書いてありました。

「そして」ということは、このまま死んでいなくなるのではない、ということでしょうか？

これまでのエピソードをもとに展開を予想していきます。

以降、163話までのネタバレを含みますので、気になる方はご注意ください。

＞＞推しの子165話のネタバレはこちら

 

推しの子ネタバレ164話の考察｜アクアは死亡してない？

前話163話でツクヨミが、アクアが自分のしたことを後悔しているような自信なさげな言動に対して、こう言っていました。

「死に間際にいうセリフがそれでいいのかい？」

つまり、この会話の時点ではアクアはまだ死んでないということです。

ただラストシーンではアクアの姿は消えていますので、この世から消えてあの世に行ったのか、魂が成仏した描写のようにも受けとれます。

 

推しの子ネタバレ164話の考察｜『君』と君

前話163話では、ページの大半を割いて、ツクヨミとアクアの会話が展開されました。

ツクヨミは、”君”をカッコありとなしで話していたのが気になったのですが、何か意味があるのでしょうか？

意味がないのならあえて『』をつけたりつけなかったりする必要はないかと思ったのです。

私が考えたのは、『雨宮吾郎』と星野 愛久愛海（あくあまりん）を分けているのかなということです。

雨宮吾郎がカッコありの『君』、星野 愛久愛海がカッコなしの”君”です。

ちなみに星野アクアも雨宮吾郎と同じで、『君』の方です。

星野アクアは芸名で、星野 愛久愛海が演じている”役”という位置付けです。

雨宮吾郎の記憶と意思を受け継ぎ、1人2役の２重人格のようなキャラクターが星野アクア。

前世の人格でも演じている役でもない、愛久愛海がカッコなしの”君”です。

これを意識して前話163話を読むと、最後のシーン（ツクヨミが地面に落ちた”アイ永久無限推し”のキーホルダーを見つめる）が何を意味するのかが変わってくるのです。

ツクヨミが涙を浮かべながら「そのすべてが『君』で『星野アクア』だったよ」と、『雨宮吾郎』と『星野アクア』に向けて言っているとなるからです。

 

推しの子ネタバレ164話の考察｜ルビーのインタビューのお兄ちゃんは誰？

星野アクアが死んだとしたなら、漫画2話の冒頭で、ルビーのインタビューに出てきた”お兄ちゃん”は誰なんでしょうか？

ルビーは「ね、お兄ちゃん」と、後ろにいる人の上着の裾ひっぱりながら、ニコニコしています。

ここで問題になるのは、このインタビューがいつのものかということです。

インタビュアーは「女優初挑戦ということでいかがでしたか？」と聞いているので、映画『15年の嘘』の一般公開前後と思われます。

ルビーは15年の嘘のアイ役を演じるまで女優の仕事をしたことはありません。

赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生はTSUTAYAのインタビューで、「一巻のインタビューは今後の展開で全て触れる」とおっゃっていました。

9話の冒頭のアクアのインタビューは152話で出てきましたが、ルビーのインタビューのエピソードはまだ出てきていません。

つまりまだ未来の話ということになるのではないでしょうか？

ルビーは「だって今回の仕事は世界で一番信頼できる人がいるので」と言っているので、アクアは生きているということになります。

 

ルビーの観測が生み出した虚像？

前話163話のツクヨミの話を受けて、この”お兄ちゃん”は、ルビーの観測が生み出した虚像の可能性もあるかも、と思いました。

星野アクアの世界線ではアクアは海に沈んで死んだ、でも星野ルビーの世界線では愛するお兄ちゃんは側にいて支えてくれている。

 

推しの子ネタバレ164話の考察｜メフィストの歌詞の予言

赤坂アカ先生は、以前インタビューで「メフィストの歌詞は最終章の展開を予言している」とおっしゃっていました。

”星は宝石の憧れ”の星は、完璧で究極の存在”アイ”を表していると言われています。

”私は命をかけるから　あげるから”は、自分の命を犠牲にしてまで、母親の復讐を遂げようとしたアクアを表しているのかなと思いました。

”誰を生きたか忘れちゃった”は、まさに前話163話でのアクアの発言と合致します。

”どうやら総ては叶わない”は、復讐と自分の人生の幸せは同時に叶わない、ということかもしれません。

そして歌の最後、さあ星の子たちよ〜のあとに、”輝きは鈍らない　あなたたちならば”とあります。

星の子たちの輝きは鈍らない、つまりアクアとルビーは輝き続ける＝生き続ける、という意味になるのでは？と思いました。

 

推しの子ネタバレ164話の考察｜アクアが死ぬべきでない理由

アクアが死ぬべきでない理由は、まずはルビーを悲劇のヒロインにしてはいけないということです。

ルビーはアイドルとしてのぼりつめることを目標にして忙しい日々を頑張っているけど、元はといえば愛するゴロー先生に見つけてもらうためでした。

今もゴロー先生に推してもらうために、大好きなお兄ちゃん（ゴロー先生）に愛してもらいたいから頑張ってのも大きいと思います。

そして、あかねが命の危険を承知で変装して、ニノの刃からルビーを守りました。

あかねはルビーのことを妹のように可愛がってはいました。

でもここまで身を張ったのは、もしルビーが刺されたなら、アクアは自分の命をかえりみず、犯人に復讐すると思ったからです。

こんな形でアクアが死んだら、そんなあかねの想いも努力も無駄になってしまうんです。

 

推しの子ネタバレ164話の考察｜アクアは記憶をなくしている？

先に書いたように、ルビーのインタビューが今より未来の出来事とすれば、星野 愛久愛海の体のまま生きのびていることになります。

ただ、お腹を刺して海に落ちて瀕死状態になっていたと思われますし、あそこから助かっても体に障害が残ったり記憶がなくなっている可能性もあるでしょう。

記憶喪失といっても全部の記憶をなくすのじゃなくて、一部だけなくしている可能性もあるかもしれません。

自分が雨宮吾郎の生まれ変わりだということだけ忘れてるとか、母アイを目の前で刺された記憶がなくなっているとか、かもしれない。

記憶はショックでなくすのかもしれないけど、もしかしたらツクヨミ、もしくは神によって消される可能性もあるんじゃないかと思いました。

アクアが本来の使命（妹を守ること）を果たせるように、神はアクアから復讐の記憶を消した。

先ほど『君』と君のところでも書きましたが、星野 愛久愛海の中から『雨宮吾郎』『星野アクア』が消えて、同時に復讐の記憶も消えるイメージです。

 

警察の事情聴取

現実問題として、愛久愛海が瀕死の重傷ながらも助かったら、警察の事情聴取を受けると思います。

記憶を無くしてなければ、事前に決めておいたシナリオ通りに警察に話す（演じる）でしょう。

カミキヒカルのことを思い出せなかったり、海に突き落とした記憶もろもろをまるっとなくしていれば、警察に何も答えられないです。

警察はアクアのお腹の刺し傷から被害者と判断する可能性が高いでしょう。

アクアは頭いいから、カミキヒカルに会いにくる前に、警察や世間が「カミキヒカルが脚本家に逆上していた』と思わせるように何か対策を講じてる気もします。

なぜならアクアは自分も死ぬつもりできていたので、誰の証言がなくてもカミキヒカルが加害者であると警察に思わせる必要があるからです。

アクアが助かっても助からなくても、メディアと世間は、母親の仇をとり妹を守るためにサイコパスの父親に立ち向かったアクアをヒーローのようにもてはやすでしょう。

そんな映画のような感動ストーリーは人々の大好物です。

メディアと世間は真実を求めないから。

 

推しの子ネタバレ164話の考察｜ツクヨミは助けてくれない？

たくさんの読者さんが「ツクヨミは助けてくれないの？」とコメントしていました。

私もそれめっちゃ思いました＾＾；

だってアクアが沈んでいく海の真上にいて話しかけてるんですもん。

空飛べるなら、海の中のアクアを引き上げてくれても良さそう…。

ただ、私はツクヨミは神ではなく神の使者の八咫烏（やたがらす）だと考えているので、アクアを救う力がないのかもしくは権利がないのかな、とも思っています。

神ではなく神の使者だと考えた理由は、

• ”死者の記憶を赤子の体に移す様な術を持つものと同種の者”と遠回しに自分を言い表したり
• 「はぁー？出来るし　なめんな」とキレるところなどに神様的な完璧さが感じられないから

などがあります。

でもツクヨミ、泣いてましたね。

 

推しの子ネタバレ164話！

B小町ライブ終了後の会場で、アクアを探すかなですが、どこにも見当たりません。

12月の冷たい海の中で息絶える直前のアクアが描かれます。

痛みと苦しさを感じながら、暗い海の底と後悔の気持ちと生きたい気持ちがぐちゃぐちゃになって…。

ルビーたちの歌が聞こえたような気がして、最後は穏やかな顔で意識を失いました。

時が過ぎて映画『15年の嘘』が公開されました。

どうやら映画は大ヒットしたようです。

花束を持って海岸に訪れるあかねは、アクアの死後の状況を語ります。

アクアの遺体は落ちた地点から20キロ流され、漁師さんに見つけられました。

冬の海は冷たく、体の損傷を最小限に抑えてくれたようです。

世間のニュースではアクアの筋書き通り、カミキヒカルが逆上して揉み合いになり殺傷沙汰で海に転落、と報じられました。

あかねは波打ち際に花を手向けながら、本当はルビーとルビーの未来を守るため、カミキを殺し自分自身も殺したんだよね？ともういないアクアに話しかけるのでした。

アクアの復讐に最後まで付き合わせてもらえなかったことが辛くて、やりきれなく、悲嘆に暮れるのでした。

 

まとめ

推しの子ネタバレ164話をお届けしました。

アクアは死亡したのかしていないのか、に焦点を絞って考察してみました。

ツクヨミの「世界は観測が生み出す虚像」という言葉が、推しの子の結末がどうなるかの重大なヒントのような気がしてなりません。

雨宮吾郎の意識、星野アクア、星野 愛久愛海。

この3者を1人の人間とするのか、別々とするのかでアクアが死ぬのか生きるのかの解釈も変わってくるな〜などと思いながら書きました。

あと残り3話、最終回まで味わい尽くして楽しみたいですね。

今回は『推しの子ネタバレ164話！アクアは死亡していない？』でした。